マネーな話

ガス事業法が改正され、2017年4月から都市ガスの購入先を自由に選べるようになります。

契約を見直したりキャンペーンを利用したりすると今よりもガス料金を節約することができる可能性があります。
地域によっては新規参入する企業がなくガス自由化の影響を一切受けないということも。

Magnascan / Pixabay

皆さんが気になるのは、ガスの自由化によって家庭のガス料金が節約できるのかどうかという点につきるのではないでしょうか。
また、ガス会社を変更することで工事費が発生するのかと心配になる方もおられることでしょう。

これらの疑問を解決するために、都市ガス自由化を掘り下げていきます!

そもそもガスの自由化とは?

すでに自由化されているプロパンガスや工場向けの都市ガスのように、一般家庭向けの都市ガスも購入先を選ぶことができるようになります。

都市ガスは認可制で首都圏なら東京ガス、関西なら大阪ガスというようにこれまでは住んでいる地域で都市ガス会社が決まっていました。

4月からは制度が変わり都市ガスの購入先を選べるようになります。
ガス自由化によって新たな事業者が参入が見込まれています。

ガス会社による価格改定や価格競争が起きて過程においては今までよりガス料金が抑えられるというメリットがあります。

資源エネルギー庁によると、「ガス導管網の新規整備や相互接続により、災害時供給の強靱化を含め、天然ガスを安定的に供給する体制を整える」とあります。

ガス自由化は私たちが将来にわたり安定してガスを使うために必要な改革といえそうです。

ガス会社を変えると工事費がかかるのでは?

ガス会社を変えてもガス導管は既存のものを使うため工事費はかかりません。
プロバイダを変更しても同じ回線を使うインターネット回線がイメージに近いです。

ただし、新規に都市ガスと契約する場合はガス導管を敷設する必要があるため工事が必要になります。

通常ガス会社を変えることで工事費が発生することはありませんが、事前に確認をしておくと安心ですね。

ガスの品質や安全性は保たれるの?

都市ガスの原料は海外から輸入された液化天然ガス(LNG)が大半を占めています。

天然ガスをマイナス162度まで冷やすと液体に変わって体積は600分の1まで小さくなり一度に沢山運搬できるようになります。
天然ガスを冷やし液体に変える段階で有害な硫黄分が取り除かれます。そのため有毒ガスが供給されることはありません。

ガス自由化でガス会社を変更した場合でも、ガスはこれまで通りガス事業法に沿って供給されてるため安全性もこれまで通り保たれます。
万が一ガス漏れなどのトラブルが起きた時は、今までの地域の都市ガス会社が対応することになっています。

ガス自由化でガス料金を節約できる!?

関西電力、東京電力エナジーパートナー、中部電力、九州電力といった電力会社がガス市場に新規参入を表明しています。

なぜ電力会社がガス事業に参入するのと疑問に思うかも知れませんね。

実は電力会社は火力発電のためにLNGを輸入しているのです。電力会社が持っているガスの輸入ルートを活かし、ガス市場に参入することで新たな顧客を得ることができるのです。

企業が顧客を得るために価格競争を行うと、お得になるセットプランや割引プランが登場しガス料金が節約できる可能性があります。
しかし、地域によっては新規参入がなく料金は据え置きということもあり、必ずガス料金を節約できるわけではありません。

分譲マンションや賃貸アパートでもガス会社を選べる?

戸建てはもちろん、分譲でも賃貸でもガス会社を選べるようになります。

ただし、都市ガスが使える地域でもメンテナンスの理由などでプロパンガスを選んでいるアパート、マンション全体でガス会社と契約している場合は個人の理由で変更するのは難しいようです。

ガス自由化でお得な料金プランで節約する!

早期申し込み割引のキャンペーンを行っている企業もあります。

東京電力エナジーパートナー

http://www.tepco.co.jp/ep/gas-jiyuuka/index-j.html

東京電力エナジーパートナーは2017年3月現在料金プランは発表されていません。
LNGで提携しているニチガスとさらに関係を深め7月からの販売開始を予定しているそうです。

東京電力エナジーパートナーとニチガスがタッグを組み、東京ガスから顧客を奪うことができるのか注目されています。

ニチガス

http://www.nichigas.co.jp/freedom/?utm_medium=cpc&utm_source=google&utm_campaign=reaping

先行キャンペーン実施中!3月末までに申し込むと初回の請求額から2,000円割引になります。

  • ガス料金をビットコインで支払うと月々100円割引になるビットコイン割引
  • 東京電力エナジーパートナーの料金プランの組み合わせで月々100円引き
  • 宅配水アクアクララ新規申し込みで月々300円引き
  • 光回線契約で月々300円引き

と多数の割引プランが用意されているのがニチガスの特徴です。

CATV割引、携帯電話割引も検討中とのこと。
さらに年間使用量600m3以上になると最大で3,000円(1m3当たり3円を13カ月目の請求から割引)の高使用割引を発表しています。

中部電力

http://hajimeru.chuden.jp/gas/

2017年4月末までの申し込みで、10,000円分の商品券か20,000円相当のハウスクリーニング券が抽選で300名に当たるキャンペーン実施中。

電気とガスのセット割プランが用意されています。カテエネガスプランはガス料金が2年間で約11,100円お得!
2年間で最大5,580円お得になる電気の新料金メニューと組み合わせると、東邦ガスの一般料金契約よりも最大17,880円もお得になります。

関西電力

https://kepco.jp/gas

2017年3月31日までに「なっトクプラン」に申し込むと抽選で1,500名に豪華商品が当たるプレゼントキャンペーン実施中です。

関電ガスの「なっトクプラン」は大阪ガスよりも安く設定されています。
ひと月あたり33m3の使用量の場合、大阪ガスよりも約5,600円お得!さらに電気とガスのセット契約ならで毎月ガス料金から3%割引されます。

九州電力 きゅうでんガスプラン

http://www.kyuden.co.jp/gas_index.html

2017年5月末までガス販売キャンペーン実施中。抽選で100名に10,000円分のカタログギフト、1,000名に1,000円分のクオカードがもらえるチャンスです。

きゅうでんは電気とガスの両方を契約すると、セット契約割引でお得になったりや独自のポイント「Qピコ」を貯めたりすることができます。

電気とガスを契約すると、ガス使用量がひと月あたり23m3の場合では西部ガス一般料金より約11.1%お得!

ガス自由化で注意したいこと

ガス自由化で注意したいのは悪質な詐欺!
太陽光発電システムの設置で電気料金が安くなる、スマートメーターの設置費用を割引する等の詐欺が電力自由化の時に発生しています。

ガス自由化でもこういった詐欺が発生する恐れがあります。突然の訪問者には身分証の提示を求め不審な点があればすぐに通報しましょう。

ガス自由化まとめ

  • 手続きはかんたん!
    新しく契約したいガス会社に連絡するだけでOK!今契約しているガス会社のお客様番号を知らせる必要があるため伝票類を手元に用意しておくとスムーズです。
    今契約しているガス会社への解約の連絡は必要なく、新しく契約するガス会社が手続きを行ってくれます。
  • ガス料金が安くなる!
    都市ガス市場に新規参入を表明している電力会社の料金プランを参考に、今支払っているガス料金と比較してみましょう。割引プランを併用するとお得になる可能性があります。

ガス自由化はメリットばかりではありません。

地域によってはガス会社を選べない(新規参入がない)ことが指摘されています。
都市部はガス自由化の恩恵を受けられても地方はガス料金が安くならないというデメリットがあります。
プロパンガスやオール電化の家庭ではガス自由化に直接的な影響はありません。

資源エネルギー庁は2022年にガス導管分離を予定しています。
ガス導管分離について(PDF)

大手ガス会社の導管部門を別会社化する狙いがあり、これにより新規参入する企業が増えガスの価格競争が起こる可能性があるのだそうです。


現在、都市ガスは日本国土のおよそ6%しか通っていませんが、2022年から導管部門に参入した企業が導管を設置することで都市ガスが通るエリアが広がり顧客が増えることが見込まれます。

そうなると私たちは今までよりもお得な割引プランやポイントプログラムなど様々なサービスを選ぶことができるようになるかもしれません。

4月からのガス自由化は新規参入をする企業が少なく地域差もあって電力自由化の時よりもあまり話題に上っていません。しかし2022年導管分離に向けて着々と準備をすすめていることが伺えます。

ガス自由化をきっかけに、ぜひ皆さんも今後の動きに注目してくださいね。

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この記事を書いた人

さっぴー
さっぴー 多摩動物園のチーターが好きなアラフォー主婦。