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NISAとは?口座開設のおすすめは?少額投資非課税制度を利用してお金を増やす!

NISAとは

NISAとは少額投資非課税制度という株式や投資信託などの売買で得た利益や受け取った配当金にかかる税金を非課税にする制度のことです。

NISA以外の口座で取引した運用益や配当金には約20%(20.315%)の税金がかかります。

100万円で購入した株が値上がりし、150万円になったところで売ることで50万円の利益となりますが、この売却益である50万円に対して税率20%の税金がかかります。
つまり50万円の20%ですので、50万円×0.2=10万円が税金となります。(厳密には証券会社に支払う手数料も引かれますが、わかりやすくするために無視しています)

これがNISA口座で取引した場合ですと、この10万円が非課税となり丸々利益となるのです。

配当金や分配金を得る場合も同様で、NISA口座以外では受け取る配当金に対して約20%の税金がかかってきます。
NISAなら値上がり益、配当金、分配金に対して非課税になりますので、とてもお得です。

ただし、非課税になる投資金額には制限があります。
このあたりも含め、NISAについて詳しく説明していきます。

おすすめのNISA口座の選び方なども紹介いたしますので、最後までご覧ください。

NISA制度について

NISAの制度はイギリスの個人貯蓄口座(ISA)の制度をもとに日本版として2014円1月から始まりました。
当初は非課税になる投資金額が年間100万円が上限でしたが、2016年より年間120万円と拡大されました。

これは確かテレビのニュースで、自民党の麻生さんが毎月積み立てる場合、100万円では割り切れない。120万円にすれば毎月10万円ずつ積み立てられるから年間120万円にしたほうがいいのでは?
というような主旨の発言をしていたと記憶しております。この発言がきっかけで年間120円になったのかどうか定かではありませんが、NISAで投資をしたい人にとっては良い変更といえるでしょう。

また、2016年4月からジュニアNISAという未成年者用のNISA制度がスタートします。
ジュニアNISAについてはこちらの記事に詳しく書きましたのでご覧ください。
⇒ジュニアNISA

さて、NISA制度の内容について解説します。
冒頭でも触れましたがNISA制度では株式や投資信託などの売却益や配当金に本来課せられる税金を一定の条件で非課税にするという制度です。

非課税枠は年間120万円までで5年間非課税の対象となります。
非課税枠は2023年まで毎年120万円与えられます。(2014年から10年間の期間限定の制度です。)

非課税枠の最大が5年間合計で120万円×5年=600万円となります。
6年目に新たに120万円の枠がもらえますが、1年目の120万円の枠が5年間で終了しますので、最大で600万円となります。

5年たったNISA口座の投資商品は、売却して現金化するか、そのまま一般の口座に移行することになります。もしくは、新たにもらった新しい非課税枠に120万円まで移行することもできます。

購入した時よりも値上がりしていて口座残高が220万円に増えていたとした場合、120万円は次の年の非課税枠に移せますが、
120万円を超えた分の100万円は一般の口座へ移行するか、売却して現金化することになります。

NISAの非課税枠の概念は、みずほ証券のHPにあるNISAのイメージ図がわかりやすいのでリンクを貼っておきます。
600nisaimg
参考:http://www.mizuho-sc.com/service/jisa_cpn.html

NISAの制度を使ってどうお金を有利に増やすか?

大化け株を狙って大きな利益を狙う

NISAのメリットは利益に対して税金が課せられないことです。
極端なお話をすると、100万円で購入した株が値上がりし株価が10倍に大化けした場合、1,000万円の価値になります。
この価格で株式を売って利益確定した場合、元本に対して900万円増えていますので、売却益が900万円となります。

NISA口座で購入した場合、株の売却で得た900万円の利益には税金がかかりません。
しかし、通常の口座で株を購入していた場合は、利益の900万円に対して約20%の税金がかかり約180万円を税金として納めなければなりません。
(例えをわかりやすくするために、手数料や細かい税率は省略しています)

本当に極端な例ですが、まったく無いとも限りません。税金がかからないというのはとても大きなメリットです。

運よくこのようなお宝銘柄に当たってお金が増える場合は良いですが、値下がりしてしまった場合はまったくNISAのメリットを得ることはできません。また、非課税枠は一度売却して使ってしまうと、その分の金額の枠は消えてしまうので再度非課税枠で購入することはできません。

このように1発勝負で値上がり益を期待して株式をNISA口座を購入して大きくお金を増やす方法もありますが、よほど値上がりすることに自信がある場合を除きおすすめできません。
そもそもNISAは長期投資することを推奨している制度ですので次に紹介する投資信託での運用をおすすめします。

コツコツ積み立てて値上がり益と配当・分配金を得て資産を増やす

NISAでは年間120万円の非課税枠があるので、この枠いっぱいを使ってドルコスト平均法で長期の積み立てて複利効果で資産を大きく増やすほうが向いていると言えます。
NISA口座を開いた方はこちらの積み立てに使っている方のほうが多いのではないでしょうか?

毎月定額で積み立てる場合は、金額を指定して購入できる投資信託が向いています。
株式の場合は1株1210円で100株単位でしか買えないなど、その時々の時価と取引単位で購入額が変わってしまうので、ピッタリ10万円分などの注文ができませんが、
投資信託であれば、10000万円分などキリの良い金額を指定して購入することができます。
(証券会社によっては、積み立ての設定で1,000円単位で購入できるので、色々な種類の投資信託を少しずつ分散して購入することもできます。)

こういった面でもNISA口座をフル活用するのであれば、投資信託が向いているといえます。

NISAの口座開設でおすすめは

NISA制度のしくみや積み立てに向いているということが分かったところで、どこでNISAの口座を開設すればよいか?

どこがNISA口座におすすめかというと、投資スタイルや買いたい投資信託があるかどうかなど人によって変わってくるところですが、積み立てでお金を増やしたいと考えている長期投資向きの方におすすめのNISA口座を紹介いたします。

NISA口座開設の選び方

投資信託の積み立てをするうえでNISA口座を選ぶのでしたら、抑えたいポイントが3つあります。

  • NISAで購入することができる投資信託の数が多いこと
  • ネットで取り扱い投信のスクリーニングができ、目的の投信が選びやすいこと
  • ネットで購入や売却が簡単にできること

最低限この3つをクリヤーしているかを基準でNISA口座を開設する証券口座を選びましょう。

証券口座はみずほ信託銀行や三井住友信託銀行、ゆうちょ銀行などの大手銀行のほか、野村証券、SMBC日興証券、SBI証券、楽天証券などの証券会社で開くことができます。

また、独立系の投資信託を販売をしているセゾン投信などでもNISA口座を開設することができます。

どうしてもセゾン投信のセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドや資産形成の達人ファンドでNISAの積み立てをしたい!という方はセゾン投信でNISAの口座開設をしてください。
SBI証券や楽天証券などの証券会社ではセゾンの投信は購入することはできないからです。

このような特殊な場合を除いて、NISA口座を開設するなら、大手のネット証券をおすすめします。

なぜネット証券をおすすめするかというと

  • 圧倒的に取り扱い投資信託の数が多い!
  • いつでも投資判断に必要な情報を自宅で見ることができる!
  • ・そして、自宅でいつでも売買の注文を出すことができる!*注

注:売買の注文はいつでも出せますが、実際の注文の執行は決められた時間に証券会社が行います。

そのおすすめのネット証券会社でも差がでるのは、取扱い銘柄数です。
そこで、投資信託の取扱い数の多いネット証券をランキングで紹介します。

1、SBI証券
2、楽天証券
3、マネックス証券
4、SMBC日興証券
5、カブドットコム証券

証券会社はこの中から選ぶなら間違いはないでしょう。

すでにどこかの証券会社に一般の証券口座をお持ちであれば、その証券会社でNISA口座を作成したほうが早くてスムーズですし、取扱い数で選ばずともNISA口座開設キャンペーンを行っている証券会社もありますので、キャンペーンの内容にメリットを感じればその証券会社で新規に証券口座とNISA口座を開設しても良いと思います。

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