毎月1,000円節約するために、チラシをチェックを欠かさずあちこちのスーパーをハシゴしていませんか。
もしかしたら無駄な時間とガソリンを使って節約どころかマイナスになっているかもしれません。
節約が苦手なママにおすすめなのが、毎月1,000円をカツカツ節約するよりも1,000円をラクに運用する投信積立!難しい知識がなくてもOK!チラシをチェックする時間と遠くのスーパーまで行く労力が節約できるから気持ちに余裕ができます。
今日はお金の運用や投信積立なんてさっぱりわからないというママのために小額から始められるお金の運用「投信積立」についてお話します。
この記事でわかること
そもそも投信積立って何?
投資のプロが投資家から集めたお金で金融商品を選んで運用してくれるのが投資信託。
投信積立は、毎月一定額で少しずつ買い足していくことが基本です。毎月一定額を積立てるなら一括でたくさん買っても同じなのでは?と思われるかもしれません。少しずつ買い足すことが投信積立の強みなのです。
投信積立は毎月一定の金額で購入しますから、価格が安い時に多く買って高い時は少なく買うことになります。
これはドルコスト平均法という購入方法で平均購入単価を下げる効果が期待できる他、高値掴み(高値で買った銘柄がその後値下がりしピーク時に買ってしまうこと)をする心配がないというメリットがあります。また、毎月決まった日に買い足しますから買い時に悩む必要がありません。
このようなことから投信積立は知識に乏しい初心者でもチャレンジしやすい投資といえるでしょう。
投資信託は定期預金よりも利回りがいい
毎月5万円を20年間年利0.1%の定期預金に預けた場合約1212万円に。
一方、毎月5万円を20年間年利3%で運用した場合約1660万円になります。
約400万円を超える差があり、どちらが資産形成に向いているかは一目瞭然です。
もちろん投資はリスクがつきものですから必ずうまくいくとは限りません。しかし銀行に預けていても利息が期待できないことから利回りのよい運用を考える方が増えています。
毎月数万円も運用にまわす余裕がないという場合でも、投信積立なら小額でスタートできます。
投資の知識がないママも小額で手軽にはじめられる!
投資やお金の運用はまとまった資金がないとできないと思っていませんか。証券会社によっては月500円、月1000円の小額から投信積立をはじめることができます。
毎月同じ金額を積み立てると、自動的に価格が高いときは少なく買い価格が低いときは多く買うドルコスト平均法で購入するため、価格の変動があったとしても平均でみると損がでにくいという特徴があります。
投資と聞くと24時間パソコンやスマホで株の動向をチェックするというイメージをもつ方も多いですね。投信積立は積立てたお金を集めて証券会社の投資のプロが運用してくれるので基本的にまかせておけばOK。
投資や運用の知識がなくても、小さい子どもがいて株の動向をチェックする時間がなくても手軽にはじめられる投資方法なのです。慣れてきたら毎月の積立額を増やしたり、自分でいくつかの商品を組み合わせてより高い利回りを目指したりすることも可能です。
ひとつの投資先だけでなく、小額ずつ複数に投資しリスクを軽減させる分散投資が手軽にできるのも投信積立の魅力!
毎月1,000円を国内株式に、毎月1,000円を先進国株式にというように分散して投資することもできるのです。
毎月一定額を銀行に預ける定期預金の場合は途中でやめるとペナルティが課せられることがありますが、投信積立はいつでもやめることができる点でも手軽です。
投信積立をはじめるならネット証券がおすすめ
店舗と違い人件費がかからないため手数料が安く取り扱い商品数が多いのがネット証券のメリット。
ネット証券なら手続きのためにわざわざ店舗に行く必要がないので忙しいママでも時間を活用できるのが大きな魅力です。口座開設もネットで申し込めてラク!必要な書類は後から郵送で届きます。
500円から積立ができるおすすめネット証券
お金の運用を勉強したい方や物は試しで投資にチャレンジしてみたい方におすすめなのが500円からできる投信積立です。
SBI証券は2016年オリコン日本顧客満足度ランキング1位を獲得し、ユーザーから高い支持を得ています。
500円から積立ができるのはもちろん、手数料無料でユーザーが指定する銀行口座から自動的に引き落として買い付けができる利便性の良さでもおすすめ!
カブドットコム証券は毎月500円以上1円単位で設定して積立プランを立てることができるのが魅力!
1,000円から積立ができるおすすめネット証券
マネックス証券は銀行引き落としにすると1,000円で買い付けできるファンドが減ってしまうものの投資信託の購入時に限らず保有中もポイントがつきます。
マネックスセゾンカードを持っていれば付与されるポイントが増える特典があります。
1,000円からの積立で人気の楽天証券もポイントが貯まります。
投信積立サービス手数料の1%がポイントバックされますから、普段から楽天市場や楽天グループを利用している方には嬉しいですね。
ネット証券で口座開設に必要なもの
マイナンバー
2016年1月からマイナンバーの登録が法令で定められています。
自治体から送られてきたマイナンバー通知書、あるいは顔写真とICチップがついたマイナンバーカードの二通りがあります。マイナンバーが記載された住民票を受け付けているネット証券もあります。
本人確認書類
運転免許証、健康保険証、住民票、印鑑登録証明書、住民基本台帳カード、顔写真付きマイナンバーカード、在留カード、特別永住者証明書などがあります。
これまではコピーしたものを証券会社に郵送して手続きを行うのが一般的でした。
最近はマイナンバーと本人確認書類をデジカメやスマホで撮影してアップロードする方法が選べるネット証券が増えてきました。
顔写真付きのマイナンバーカードは、マイナンバーの確認と本人確認の両方に使うことができます。
マイナンバーカードの両面をコピーして提出します。
顔写真のないマイナンバー通知書を提出する場合は、運転免許証や顔写真付き住民基本台帳カード、在留カード、特別永住者証明書といった顔写真が付いた本人確認書類を提出します。
運転免許を持っていなくて顔写真のない本人確認書類しか用意できないという場合は、健康保険証のコピー、印鑑登録証明書、住民票の写し、戸籍抄本などの2種類の提出が求められます。
役所の窓口が開いている時間に住民票を取りにいけないという場合は証券会社の住民票取得サービスを利用する方法があります。通常、本人以外が住民票を役所に請求できるのは、同一世帯として記載されている家族か、法的に認められている弁護士などに限られています。
なぜ証券会社が住民票を取得できるのかというと、住民票取得サービス申込者が委任状を証券会社に提出するから。委任状があれば役所は他人であっても住民票を発行してくれます。
印鑑
口座開設の書類に実印や銀行印を押す必要はありません。100円ショップの認印でも大丈夫です。
口座開設で迷う「特定口座」「一般口座」の違いとは
ネット証券で口座開設をすると「特定口座(源泉徴収あり)」「特定口座(源泉徴収なし)」「一般口座」この3種類から口座を選ぶ画面になります。画面を見ても初めて投信積立をはじめるママにとっては何のことかわかりませんよね。
特定口座(源泉徴収あり)
自動的に税金が天引きされるため確定申告の必要がない
特定口座(源泉徴収なし)
証券会社が発行してくれる年間取引報告書を参考に確定申告をする
一般口座
自分で1年間の譲渡損益額を計算して確定申告をする
このような違いがあり、ぱっと見た感じ「特定口座(源泉徴収あり)」が手軽で簡単な印象を受けます。
実際に「特定口座(源泉徴収あり)」はラクなのですが、実は初めて小額からの投信積立にチャレンジしたいママには不向きなんです。というのも、払わなくて良いはずの税金が天引きされてしまうから。
法律では条件によって確定申告をしなくてもよいことになっています。
(国税庁 http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2020.htm )
- 給与の収入金額が2,000万円以下で、かつ、1か所から給与等の支払を受けている
- 給与所得及び退職所得以外の所得金額が20万円以下である
例えば、1つの職場で働いていて年収500万円、株の売買で得た利益(譲渡益といいます)が10万円というケースでは確定申告の必要がありません。ところが「特定口座(源泉徴収あり)」を選んでしまうと20.315%の税金が自動的に天引きされてしまうのです。10万円×20.315%ですから、納税額は20,315円。
10万円の譲渡益で2万円以上引かれてしまうのは実にもったない!
このケースでは確定申告不要の「特定口座(源泉徴収なし)」を選んでおくべきでした。
専業主婦やパートママならほとんどの方が年収2,000万円以下でしょう。
小額での投信積立なら20万円の譲渡益が出るのはまだ先の話になりますから、「特定口座(源泉徴収なし)」がおすすめです。
ただし、専業主婦やパートママが譲渡益を得た場合、パパの扶養から外されたり保険料が高くなったりする可能性があります。年間の合計所得金額が38万円以下というのが扶養控除の対象のひとつですから、38万円を超える譲渡益があると扶養家族として認められなくなるのです。
いずれは金額を増やしてお金を運用したいという考えがあるのなら「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶのもありですが、その年にまだ売買を行っていない等、条件によっては「特定口座(源泉徴収なし)」から「特定口座(源泉徴収あり)」に変更することも可能です。
「一般口座」にも触れておきます。譲渡益が20万円以下なら確定申告をしなくてよいのは「一般口座」も「特定口座(源泉徴収なし)」も同じです。
小額の投信積立なら「一般口座」でも「特定口座(源泉徴収なし)」でもかまいませんが、コツコツ積立てて数年後に20万円を超える譲渡益が出た時の税務上の手続きを考えると「特定口座(源泉徴収なし)」の方が確定申告がしやすいといえるでしょう。
「一般口座」には、複数の証券会社で運用している人が売買のたびに税金を天引きされるよりも1年分を自分でまとめて申告した方が無駄にならないというメリットがあります。
初めての投信積立で注意したいこと
小額でコツコツ積立ても手数料が高いと損をしてしまいますから、目安としては1%未満の手数料で収めたいところ。
ネット証券はノーロードと呼ばれる販売手数料の商品が多いという特徴があります。ネット証券のノーロードに絞って積立をすれば高い手数料を取られることがありません。
また、分配金が多いものは注意が必要です。
毎月分配型の投資信託は元本を取り崩す場合があるため1年に1以下の分配頻度を目安としましょう。分配を行わない投資信託が積立には最も適しています。
投信積立は長期間コツコツ運用するのが基本ですから満期や期間が設定されているものは長期間の積立には不向き。期限のないものを選ぶことがポイントです。
ひとつの投資信託への資金の集まり具合を示す数字を純資産総額といいます。
一般的に純資産総額30億円以下は不人気とされ、突然運用が終了になることがあるためおすすめできません。
小額からはじめるお金の運用まとめ
- 今はカツカツ節約するよりコツコツ投資する時代!
- 小額からはじめられる投信積立はリスクが低い!
- ネット証券なら窓口での面倒な手続きが不要!
銀行の利息が増えない中、小額からでもコツコツとお金を運用する方が増えています。一方で敷居が高くきっかけがつかめないという声も耳にします。
まずは500円の小額から積立ができるSBI証券やカブドットコム証券に口座を開設してみましょう。
SBI証券は取り扱い数が多く選べるファンドが豊富です。カブドットコム証券のプレミアム積立は500円から積立ができる他、スマホからも積立設定ができます。普段パソコンを使わないママもスキマ時間にさっとチェックできるのが魅力!
ネット証券は店舗型の証券会社と違い口座開設費や口座維持費がかからないので気軽に挑戦してみましょう!
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