病院を受診して薬が出た場合、とくに意識することなく病院のすぐそばにある調剤薬局に処方箋を出していませんか?
実は、処方箋は発効日から4日以内であればどこの調剤薬局に持っていっても大丈夫なのでポイントの付く調剤薬局でお薬を購入するのが断然お得です!
この記事でわかること
ポイントが付くのはドラッグストア内にある調剤薬局!
調剤技術料は薬局によって異なるものの、薬剤料(薬のお値段)は点数が決まっているため、どこどこの調剤薬局なら薬が安いということはありません。
でも!
調剤薬局が併設されているドラッグストアなら薬の処方でもポイントが貯まるため結果的に薬代の節約することが可能なんです!
長期的に薬を服用しなければならなかったり大家族で誰かしら薬をもらいに行っているという場合、調剤薬局にかかる費用もばかになりませんよね。
そこで、今まで薬代を節約したいと思いながら病院に隣接する調剤薬局を利用していた方に向けて、調剤薬局でポイントを貯める方法から、調剤薬局でかかる費用を節約する方法をガイドします。
病院で薬の処方は調剤薬局が併設されたドラッグストアがお得!
病院で薬の処方箋を受け取った後、病院内の調剤薬局や病院の近くの調剤薬局で薬を受け取る方が多いのではないでしょうか。
調剤薬局が併設されたドラッグストアなら、薬の代金を支払うときにポイントが貯まってお得です。
特に長期的に薬を処方されている場合は家計の負担が大きくなりますから、ドラッグストアの調剤薬局で節約できることを知っておきましょう。
イオンモールの調剤薬局
イオンモール内の調剤薬局では薬の代金の支払いに電子マネーのWAONが使えます。
200円ごとに1ポイントが付与されます。
WAON POINT会員であれば、月額累計利用金額500円につきさらに1ポイントが付与されますから電子マネーWAONをお持ちの方はイオンモール内の調剤薬局が断然お得!
イオンカードでの支払いでは200円につき1ときめきポイントが貯まります。
ウエルシアの調剤薬局
ウエルシアの薬局では108円ごとにTポイントが1ポイント貯まります。
月曜日はポイント2倍、65歳以上の方は毎月15日16日にポイント3倍が付与されお得にポイントが貯まります。(調剤はポイント2倍は対象外。通常ポイントは付きます)
なんといっても毎月20日は200ポイント以上の利用で1.5倍分の買い物ができるのがウエルシアの大きな魅力!ウェルシアグループのハックドラッグでも同様のポイントサービスがあります。
- 【例】
- 200ポイントを利用⇒300円分の買い物ができる
- 500ポイントを利用⇒750円分の買い物ができる/li>
- 1,000ポイントを利用⇒1,500円分の買い物ができる
- 3,000ポイントを利用⇒4,500円分の買い物ができる
私の場合、病院の調剤薬局がいつも混雑しているため近所のウエルシアで薬を処方してもらったのをきっかけに、今では調剤と買い物をウエルシアで済ませることがほとんど。
処方箋を薬剤師さんに渡してから、薬の準備ができるまでにトイレットペーパーなどの日用品を購入できるので時間の節約にもなって一石二鳥です。
マツモトキヨシの調剤薬局
調剤薬局併設のマツキヨなら100円につき1ポイントが貯まります。
中四国エリアに展開しているくすりのラブはマツキヨポイントカードとラブポイントカードのどちらも使えます。
通常のお買い物なら60歳以上のシニアポイントカードなら100円以上のお買い物でさらに10ポイント付与、毎月15日はプラス20ポイント付与の特典が用意されています。(調剤薬局はポイント特典は対象外)
このようにドラッグストアの調剤薬局ではポイントを貯めることができてとってもお得なのです。
ただし、処方箋調剤の支払いにポイントが使えなかったり、ポイント5倍デーなどのサービス対象外になったりすることがある点は注意が必要です。
処方箋のいらない市販薬(風邪薬、頭痛薬、消毒液など)はポイント5倍などのポイントデーの対象になるので、そろそろストックが切れそうだなという時はポイントデーを賢く利用しましょう。
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調剤薬局で塗り薬の容器代が節約できる!
シロップや塗り薬の容器代として30円~100円が請求されることがあります。
初回はともかく、しばらく通院が必要で同じ薬が処方される場合は容器を洗って再使用すれば容器代を節約することができます。
厚生労働省は、投薬時における薬剤の容器について、「患者が希望する場合には、患者から実費を徴収して容器を交付しても差し支えないが、患者が当該容器を返還した場合は、当該容器本体部が再使用できるものについては当該実費を返還する。」としています。( 参考:http://www.mhlw.go.jp/topics/2008/03/dl/tp0305-1g.pdf )
実際に空き容器を返品すると容器代を返金してくれる調剤薬局がありますが、衛生面の心配から空き容器の再使用を受け付けていない調剤薬局もあるのが現状です。
薬の容器代を節約したい方や環境面での資源節約が気になる方は再使用が可能かどうか調剤薬局に問い合わせておくと良いですね。
ジェネリック医薬品を希望すれば安く済む!
薬の特許期間が切れたあとに同じ有効成分で作られた薬をジェネリック医薬品といいます。
新薬のように開発費用がかからないため、同じ効き目でありながら3割~5割も安くなることがあるのです。
医師にジェネリックを希望すると申し出るとジェネリック医薬品で処方箋を出してくれます。
もし医師に申し出るのを忘れた場合、調剤薬局でジェネリック希望と言えばOKです。
ただし処方箋に「ジェネリック医薬品への変更不可」という項目にチェックが入っている場合は新薬のみの処方になるので注意してください。
処方される薬の特許が切れていなくてまだジェネリックが作られていないという場合は、当然ジェネリックを処方してもらうことはできません。
また調剤薬局によってはジェネリックの在庫がない場合もあります。急ぎでない場合は取り寄せてもらうこともできるので相談してみましょう。
継続する薬は一度に処方してもらうと節約できる!
内服薬の調剤料はこんな風に点数が決まっています。
- 1~7日分 調剤料5点/1日分
- 8~14日分 調剤料4点/1日分
- 15~21日分 調剤料70点
- 22~30日分 調剤料80点
- 31日分以上 調剤料87点
保険点数は1点10円。10日分の内服薬を処方してもらうと400円の調剤料がかかります。
10日分の内服薬を3回処方してもらうと1,200円の調剤料がかかることになります。
しかし30日分を一度に処方してもらえば800円の調剤料で抑えることができるのです。
病状や薬の種類によっては、医師の判断でまとまった日数の薬が出ない場合があります。
花粉症などのアレルギー薬や毎日飲む血圧の薬などは2週間~3ヶ月分をまとめて処方してもらえることもあるので医師に相談してください。
私の場合、出産前までは2週間分の花粉症の薬を出してもらっていました。
でも産後は赤ちゃんを連れてバスで耳鼻科に通うのが大変だったので4週間分まとめて出してもらうようにしてもらいました。
調剤料が節約できるだけでなく、耳鼻科までの往復のバス代も節約できたのが良かったです。
お薬手帳を忘れると管理指導料が500円かかる!
処方された薬の種類や飲む回数などを記録するお薬手帳。これらの情報をお薬手帳に記載すると管理指導料が発生します。
2016年3月までは手帳へ貼るシールに410円(3割負担で120円)の管理指導料がかかっていましたが、お薬手帳を持っていない人は340円(3割負担で約100円)と安く済んでいました。
2016年4月から制度が変わりお薬手帳を持参すると管指導料が380円(3割負担で約110円)に引き下げられ、お薬手帳がない場合や持参し忘れた場合は500円(3割負担で約150円)に引き上げられました。
つまりお薬手帳を持参した方が40円ほど節約できるのです。
ただ、管理指導料が380円(3割負担で約110円)で済むのは6ヶ月以内の同じ調剤薬局のみという条件があるため、お薬手帳を持参すれば必ず安くすむというわけではありません。
6ヶ月以上期間が開いたり違う調剤薬局を利用した場合は500円(3割負担で約150円)かかることを覚えておきましょう。
大きな病院のすぐ近くにあってその病院の処方箋を多く受け付けているいわゆる門前薬局は、6ヶ月以内であっても管理指導料が500円かかります。
特に理由がなければ、6ヶ月以内に利用した調剤薬局で薬を処方してもらう方が安く済みます。
A眼科、B皮膚科というように違う病院にかかる場合でも同じ調剤薬局であれば6ヶ月以内なら380円(3割負担で約110円)の管理指導料で済むため、かかりつけ調剤薬局を決めておくと負担を減らすことができます。
調剤薬局でポイントを貯める方法のまとめ
病院で出される処方箋の有効期限は発行日を含む4日間です。
例えば花粉症の目薬などまだ残りがあって急を要さない場合、病院近くの調剤薬局ではなく自宅や職場近くのドラッグストアで調剤してもらえばポイントをゲットできます。
調剤は特典の対象外になるケースがほとんどですが、ドラッグストアのポイントデーに日用品を買いに行くついでに処方箋を出すという方法もあります。
体調が悪い時やすぐに薬を飲む必要がある時は速やかに薬を処方してもらってくださいね。
- ポイントが貯まる調剤薬局を利用する!
- 薬はまとまった日数を処方してもらうと調剤料が節約できる!
- お薬手帳は忘れずに持参する!
この3つを基本に、ジェネリック医薬品を申し出たり薬の容器を再利用したりして調剤薬局でかかる費用を節約しましょう!