IPO株投資をこれから始めてみたいと思っている初心者の方に、証券会社を選ぶならどこがいい?という疑問にお答えしてします。
どーもショーイです。
今年から本格的にIPO株への投資(当選を目指す!?)を始めました。
IPO株を買うためにはIPOを取り扱う証券会社の口座を持っていなければなりません。
そして、抽選に申し込みをして当選したら晴れてIPO株を購入できるということは、IPO株に興味を持っているあなたならご存知のはず。
でも、実際はIPOの抽選になかなか当たりません。
少しでもIPOの抽選に当たる確率を上げるためには、IPOを取り扱う可能性が高い証券会社の口座をなるべくたくさん開設しておく必要があります。
そこで、IPO投資に必須の証券会社のおすすめを紹介していきます。
この記事でわかること
IPO当選の確率を上げるには主幹事を務める証券会社の口座は必須!
IPO株は取り扱う証券会社(幹事)に割り当てられます。
新規公開株の割り当て数は、主幹事を務める証券会社が最も多く、通常の幹事証券会社に割り当てられる株数の50倍~100倍近くになることもあります。
例えば10万株のIPO株を5社の幹事に割り当てられたとしますと、各証券会社への割り当てはこのような感じになります。
- A証券(主幹事)90,000株
- B証券(幹事) 5,000株
- C証券(幹事) 3,000株
- D証券(幹事) 1,000株
- E証券(幹事) 1,000株
もし、このような割り当てになった場合、どこの証券会社に抽選を申し込めば当たる確率が高くなるのでしょうか?
一目瞭然ですね。10万株のうち9万株を割り当てられている主幹事です。
主幹事の証券会社が最も多くの株を割り当てられているので、一般的にはこの主幹事に申し込みをしたほうが当たる可能性が高くなります。(実際には、証券会社の口座数や抽選方法、ネット抽選配分割合など各証券会社のIPOルールによって確率は変わります)
もちろんIPO抽選の申し込みは、主幹事だけでなくIPOの幹事となった証券会社の口座をもっていれば、すべての証券会社からIPOの申し込みができます。なるべく多くの証券会社からIPOの抽選に申し込みをしたほうが当然当たる可能性は高くなります。
だた、主幹事の証券会社から申し込みをしないのは大きな機会損失になります。
これからIPO株投資をはじめてみよう!という方は、まず主幹事になる回数が多い証券会社の口座開設を第一優先にしてください。
そして、主幹事以外にも絶対に口座開設したほうが良い証券会社、できれば口座開設しておきたい穴場的な証券会社と順次口座数を増やしていってください。
まずは、主幹事になる可能性が高い証券会社から紹介していきます。
IPOの主幹事実績が多い証券会社ランキング
主幹事を務めた証券会社の直近の3年間の実績をランキングにしました。
ランキング | 証券会社 | 直近3年の主幹事数 | 2018年の主幹事数 | 2017年の主幹事数 | 2016年の主幹事数 |
1位 | みずほ証券 | 55 | 19 | 16 | 20 |
2位 | 野村證券 | 48 | 20 | 5 | 23 |
2位 | SMBC日興証券 | 48 | 19 | 13 | 16 |
4位 | 大和証券 | 41 | 9 | 16 | 16 |
5位 | SBI証券 | 30 | 9 | 8 | 13 |
6位 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 11 | 5 | 4 | 2 |
7位 | 東海東京証券 | 10 | 2 | 3 | 5 |
8位 | 岡三証券 | 7 | 0 | 1 | 6 |
9位 | いちよし証券 | 5 | 0 | 4 | 1 |
このランキング結果を見ると、上位5社にIPOの主幹事が集中していることがわかりますね。
この5社(みずほ証券・SMBC日興証券・野村證券・大和証券・SBI証券)はIPO株投資をするなら必須の証券会社といえます。
残りの4社も年に数回主幹事になる可能性がありますし、副幹事や幹事になることも多いので、口座開設をしておくとよいでしょう。
IPOの主幹事以外でも絶対に口座開設したほうが良い証券会社
IPO当選の確率を上げるには、主幹事の証券会社以外にも抽選に当たりやすいと言われる証券会社や、口座に資金が入っていなくてもIPOの抽選に参加できる証券会社、さらに後期型と呼ばれる抽選方式の証券会社なら、ほかの証券会社で外れた際に資金を移動することで再度同じIPOの抽選に参加できるなど、IPO抽選の回数を増やすことで当選の可能性を高くすることができます。
それでは、一つずつ紹介していきます。
割り当て株の多くを平等抽選してくれる証券会社
主幹事を務めることが多い大手の証券会社では、平等抽選に回す株の配分は10%~15%程度です。
しかし、ネット証券の中にはこの抽選に割り当てる株をとても多く配分する証券会社があります。
それは・・
この中でも、IPO幹事の実績が多い、マネックス証券、松井証券はおすすめです。
松井証券は割り当ての70%が抽選ですが、それでも非常に高い割合を平等抽選にしてくれる貴重な証券会社です。
松井証券はさらに、抽選時には口座に資金がなくてもOK!ただで抽選に参加できます。当選が確定してからの入金で良いので、資金が少ない個人投資家にはうれしいルールです。
マネックス証券と松井証券は幹事になった際には必ず申し込みをしておきたい証券会社です。
資金不要で抽選に参加できる証券会社
抽選時資金不要(前受け金不要)の証券会社は、前項で紹介した野村證券や松井証券も含まれます。
「抽選時資金不要」のメリットは、証券口座に資金余力がなくてもIPOの抽選に参加できること。
抽選時に資金が必要な主幹事の証券会社の口座でIPOの申し込みをすると同時に、抽選だけはほかの証券会社でも参加できるので当選機会を逃さなくて済みます。
もし、主幹事の証券会社で抽選が外れ、資金不要の抽選に申し込んだ証券会社で当選したら、主幹事の証券会社から資金を引き揚げて当選した証券会社に入金してIPO株を買うことができます。
運よく両方当選!!なんて幸運に恵まれたらどうにかしてお金を工面して両方のIPO株を購入しますね!
抽選に参加する機会を増やせる「資金不要で抽選に参加」できる証券会社も口座開設をしておきましょう。
抽選機会を増やすことができるIPO後期型の証券会社
IPO抽選が後期型の証券会社のメリットは、通常のIPO抽選で当選/落選が決定したあとに抽選が行われるため、資金を移動することで再度同じIPOの抽選に参加できることです。
この4社がIPO抽選が後期型の証券会社です。
資金に余裕のない方でも前期型の抽選で落選した後からでも資金を移動して抽選に参加することができます。
ネット銀行の口座を持っていれば、資金の移動に手数料がかからないところが多いうえ、手間もすくなくて済みます。
ちょっとした手間や労力でお宝IPO当選の確率を上げることができるので、後期型の証券会社も口座開設しておきたいところですね。
裏幹事と呼ばれる穴場的なIPO株の証券会社
IPOの幹事回数はそれほど多くありませんが、抽選の際ライバルが少ない可能性が高い証券会社なので穴場的といえる証券会社を紹介します。
裏幹事とは「幹事配分」ではなく「委託配分」によってIPO株の配分を受ける証券会社のことです。
IPOの承認時に主幹事や引受幹事として掲載されない証券会社なので、IPO抽選していることを見落とされやすく、ライバルが少ないため当たりやすいと言われています。
主幹事や引受幹事として掲載されないので、「裏幹事」と呼ばれいるのですね。
この「裏幹事」になりやすい証券会社の口座ももれなく開設しておき、当選の確率を上げていきましょう!
■裏幹事になりやすい証券会社
この5社は他のおすすめ証券口座と重複しているところもありますが、過去に裏幹事となった実績があります。
なぜ重複してるのにわざわざ紹介したのかといいますと、裏幹事の時は実際に証券口座にログインしたり、アラートメールなど通知をしておかないと気が付かないことが多々あるからです。
IPOが承認されたら委託配分でIPOの取り扱いをしていないか忘れずにチェックしましょう。
特にIPOラッシュの時期などは見落とされる可能性が高くなるので、チャンスといえます。
本気でIPO株当選を目指すなら、口座開設しておいて当選の機会を増やしましょう!