円安、原料価格の高騰、魚介類の不漁が続き様々な食品や日用品が値上げをする中、節約に励む方が急増しているようです。
年収850万円以上の会社員の増税が決まり、国際観光旅客税、森林環境税といった新たな税が発表され少しでも節約しなきゃと焦ってしまいますよね。
でもちょっと待って!節約のためにがんばっている事が実は節約どころか損をしてしまうこともあるんです。
今がんばっている節約が逆効果にならないように見直しをしてみましょう!
この記事でわかること
コンビニは高いからスーパーやドラッグストアで買い物するべき?
スーパーのチラシやアプリをチェックして少しでも安く食品や日用品を買いに行っているという方は多いのではないでしょうか。
たとえ10円20円でもチリ積もで大きな金額になりますが、年間で考えてみるとたった数百円程度の節約にしかならないこともあるんですよ。
10円安い商品を買うために車を使えば10円以上のガソリンを使ってしまうかもしれません。
自転車や徒歩で10円安い商品を買いに行ったとしても、暑い日はジュースやアイスなど余計なものを買ってしまったり寒い日は使い捨てカイロのような防寒具を買う必要があるかもしれません。
これでは節約どころか無駄な出費になってしまいます。
このような無駄な出費を抑えるためには、できるだけ近くのお店で必要なものだけを適正価格で購入することがポイントです。
最近のコンビニはPB商品と言われる自主企画商品がたくさん揃っています。
商品によってはスーパーやドラッグストアよりも安く買うことができますよ。さらにコンビニ各社のポイントカードがあればお得に買い物することができるというメリットも!
セブンイレブンのPB「セブンプレミアム」
セブン&アイでは「セブンプレミアム」というPB商品を展開しています。
例えばセブンプレミアムのカップきつねうどんは88円(税抜)でいつでも購入でいます。
スーパーやドラッグストアでは特売にならないと88円という価格にはならないことがほとんどではないでしょうか。
こんなに安いなんて味や品質は大丈夫?と思うかもしれませんが、セブンプレミアムのカップきつねうどんは赤いきつねでおなじみの東洋水産が製造しているんですよ。
だからいつも赤いきつねを買っているという方はセブンプレミアムのカップきつねうどんが口に合うかもしれませんね。
また、セブンイレブンでは冷凍食品5個買えば1個タダになるキャンペーンや対象商品を買うとボーナスポイントがもらえるキャンペーンをよく行っています。
これらのキャンペーンを利用するにはnanacoが必要になりますが、通常の買い物でもポイントが貯められるので近くにセブンイレブンがある方はぜひチェックしてみてくださいね。
ローソンのPB「ローソンセレクト」
ローソンのPB「ローソンセレクト」は主婦層やシニア層をターゲットに様々な商品が開発されています。特にお惣菜類は人気が高く、手作りする時間がない時やあと一品欲しいという時に便利という声がとても多いです。
ローソンではPontaポイントを貯めることができます。
Pontaポイントは様々な企業や飲食店と提携しているからローソン以外でもポイントが貯まってとってもお得なんですよ。
貯めたPontaポイントはローソンで、食品、お菓子、アルコール類等と交換することが可能!ローソンに設置してあるLoppiという端末から商品交換レシートを発券するだけなので難しい手続きは必要ありません。
詳しいLoppiの操作方法や商品の交換方法はこちら( http://okane-fuyasu.com/ponta-point-hikikaeken/ )でご案内しています。
ファミリーマート、サンクス、サークルKのプライベートブランド
ファミリーマートコレクション」は2種類のPBがラインナップされています。
「レギュラーライン」は一般的なPB商品で日常的によく使う商品や定番の食品などが購入しやすい価格になっています。
「プラチナライン」は原材料や製造方法にこだわったワンランク上のPB商品が揃っています。
スーパーでは割高感を感じる商品でも「プラチナライン」だと比較的購入しやすい価格設定になっているのが魅力です。
2016年にファミリーマートとサークルK・サンクスが経営統合しどの店舗でもTポイントが貯められるようになりました。
Tポイントが貯まるTカードやファミマTカードを提示すると指定の商品にボーナスポイントが加算されるキャンペーンをよく行っていますよ。
とはいえ、たかだかコンビニのポイントでしょと思う方がいらっしゃる方もいるかもしれません。
しかし商品によっては200ポイント、150ポイントと加算されるため、スーパーの特売を狙うよりも近所のファミマの方がお得なこともあるんですよ。
確かに一昔前のコンビニは割高感がありました。
今は多岐に渡るラインナップで買い求め安い価格帯のPB商品が豊富に取り揃っています。
コンビニが高いという考え方は古い思い込みといえるかもしれませんね。
スーパーやドラッグストアの特売日よりもお得に買い物できる機会も増えていますよ。
コンビニ各社のポイントカードの特徴やお得な貯め方についてはこちら( http://okane-fuyasu.com/convenipoint/ )にまとめてあります。ぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ買いをしていると節約どころか逆効果!?
スーパーやドラッグストアの特売日にまとめ買いをして節約をした気になっているとキケンですよ!まとめ買いは節約どころか逆効果になってしまうことがあるんです。
- 肉類
- 魚介類
- 米
この3つは特売日にまとめて購入する方も多いのではないでしょうか。
肉類・魚介類は冷凍保存をすれば日持ちしますし、お米も冷暗所に保存すればある程度は持たせることができます。
しかし、家庭用の冷凍庫は開閉頻度が高いため品質が低下しやすいことが指摘されています。
鮮度を保つためにはラップで包んだ後にジップロックに入れて冷凍し、1ヶ月を目安に食べきるようにしたいものです。
まだ冷凍庫にストックがあるのに特売日だからと買ってくるのは節約とはいえません。溜め込んでいるだけです。
特売日に買った食品を冷凍保存をするために大型の冷蔵庫に買い替えたという方の冷蔵庫の中身が、賞味期限切れのものばかりだったというケースもあるようです。節約どころか全くのムダですね。
お米は精米から時間が経つと湿気や酸化の影響で風味が落ちていくとされています。
災害時のためにストックしたいという方もいるようですが、非常用には長期保存できるパックのお米の方がおすすめです。
虫がわいたりカビが生えたりして処分するようでは節約どころか逆効果です。
家族の人数やお弁当作りの頻度を考えてお米を購入するようにしましょう。
もし特売日を狙ってまとめ買いをするのであれば…
- ケース売りのお茶やミネラルウォーター
- トイレットペーパー
- シャンプーや石けん
- ノートやえんぴつなどの学用品
ケース売りのビールやジュースはあればあるだけ飲んでしまうものなので購入しても節約にならないことがほとんど!お茶やミネラルウォーターなら非常用に備えることができます。
トイレットペーパー、シャンプー、学用品は毎日の生活で必ず消費するものなので特売日のまとめ買いで節約できることがあります。
しかし、トイレットペーパーやシャンプーを保管する収納棚を買ったりレンタル倉庫を借りたりするのであれば節約にはならないことを覚えておきましょう。
心の余裕がなくなる節約は無駄使いの原因になる!?
節約というと食費を削る方が多いようですね。
実は食費の節約が逆効果になると指摘する専門家がいます。
もし家族がそろって食卓を囲む夕飯のメニューが「もやし、とうふ、ちくわ」のローテーションだったらどうでしょうか。
食べる楽しみがなくなり、家族が外食で済ませたり間食が増えたりしてかえって出費がかさむことがあるようです。
量を少なくしたり栄養が偏ったりすると風邪を引きやすくなったり肌荒れが起こりやすくなったりすることもあります。
そうなると医療費や化粧品代がかかってしまう可能性も!
昨今の値上げラッシュでおこづかいを減らすという家庭も多いようですね。
しかし、おこづかいが減ると「なんのために働いているのか」「もっと自由に暮らしたい」といったイライラが積もっていきます。
そうなるとボーナスで爆買いに走ったり必要の無い高価な服やアクセサリーを衝動買いしたりという無駄遣いをしてしまう心配があります。
食費もおこづかいも、健やかな生活に欠かせないものです。
心の余裕がなくなると結果的に大出費につながるリスクがあるので切り詰めるのは程ほどにしておきましょう。
効果的な節約を目指すなら固定費の見直しを!
私は子どもの頃、廊下やトイレの電気をつけっぱなしにしていてよく怒られていました。
ガミガミ言われる方も言った方も聞いている外野も険悪な雰囲気になってしまったものです。
実は電気をこまめに消しても大きな節約にはつながらないのだとか!
例えば60ワットの照明スイッチを2,400回切っても1ヶ月に節約できる電気代は300円前後といわれています。
1ヶ月に2,400回も電気を消すようにガミガミ言われてもたったの300円のしか節約にならないのかと思うととっても切ないです。
もし契約しているアンペアが40アンペアだったら30アンペアに下げるとおおむね300円前後の節約になるようです。
電気を小まめにけす労力よりも契約アンペア数を下げる方が長期的にも節約につながるといえそうですね。
電気代の他にも固定費を見直すとムダが見つかるかもしれません。
- 読んでいない新聞
- 見ていないケーブルテレビ
- さぼってばかりのスポーツジム
- 宅配のミネラルウォーター
- 健康食品の定期便
- 契約内容を見直していない保険
このように家庭によって毎月引かれる固定費は様々です。
何年もそのまま支払いを続けているものがあれば契約内容を見直してみましょう。
新聞はスマホやタブレットの方が安く読めることがありますし、不要なオプションがついたままの保険は安いプランに変更できるかもしれませんよ。
無駄な出費や固定費を見直したら貯蓄に回しましょう!
円だけでなく、金利の高い外国のお金も1ドルから貯められるんですよ!そして毎日利息を受け取れます♪
◎こちらの記事に詳細が書いてあるのであわせて読んでみてください。
今までの節約を見直すためのまとめ
今回は4つの節約ポイントについてまとめました。
- スーパーの特売日よりもコンビニのPB商品に目を向けてみる!
- 不必要なまとめ買いよりも確実に消費するものを選ぼう!
- 切り詰めすぎると節約の逆効果に。心の余裕も大切!
- 固定費の見直しは効果的な節約につながる可能性が高い!
節約生活のスタートに家計簿をつけようかなとお考えの方がいるかもしれません。
しかし、家計簿をつけなきゃというプレッシャーで挫折してしまうケースがとても多いそうです。
1週間ごとにレシートをチェックしたり、アプリで収支をざっくりまとめたりするだけでも大まかなお金の流れをつかむことができますよ。そこから無駄を見つけて節約につなげていきましょう。
できるだけ少ない負担で大きな成果を上げる節約を目指したいものですね。