春休みやゴールデンウィークに旅行に行きたいけれど予算に余裕がないとお悩みではありませんか?
公共サービスを利用した旅行ならお金をかけずに旅行を楽しむことができます。
公共とはいえ充実した施設が増えてきているため、節約を意識したビンボー旅行というよりも賢くムダを省いた旅行というイメージに変わってきています。
安くのんびり楽しめるのが公共サービスを利用した旅行の大きなメリットといえそうです。
この記事でわかること
国民宿舎なら温泉もお料理も格安で楽しめる!
国民宿舎は昭和31年に国民の健康の増進や余興の楽しみのために制度化されました。
昨今は老朽化で閉鎖される施設が出てきていますが、リニューアルオープンする施設や新たに国民宿舎に加入する施設もあります。
現在全国94ヶ所に国民宿舎の施設があり、家族旅行はもちろん学生のサークルや社員旅行といった団体でも利用することができます。
料金は自治体の条例によって定められているため施設によって異なります。
1泊2食の料金
- 大人 9,000円前後
- 小人 7,000円前後
申し込み方法
- 直接宿舎へ電話申し込み
- 一部宿舎はインターネット申し込み可
- 夏季期間、年末年始は往復はがきによる抽選の場合もある
国民宿舎はサービスの質が悪いのでは?食事内容が貧相なのでは?と気になる方が多いようですね。
国民宿舎は自治体が運営している施設と自治体が民間に委託している施設があります。
一部の施設ではサービスや料理の質が悪いというクチコミがあるようですが感じ方は人それぞれ。
天然温泉がある施設に安く泊まれた、季節や地域ならではの料理を堪能できたという良い評価も多いのでクチコミを鵜呑みせずしっかり吟味して楽しい旅行にしてくださいね。
私のイチオシ、千葉県の「サンライズ九十九里」は利用者数日本一の国民宿舎です。
料金は1泊2食付で大人12,420円~、小人8,100円~という設定なので国民宿舎の中では高め。
しかし、全室オーシャンビュー、テニスコートや幼児も遊べる屋内温室プールが併設されていることを考慮するとこれだけの施設でこの料金ですからコスパの良さは抜群です。
千葉方面で格安旅行をお探しの方はチェックしてみてくださいね!
休暇村は子連れでも楽しめる体験プログラムが豊富!
休暇村は昭和36年に国立・国定公園などの自然環境を活かしたリゾートとして設置された総合的休養施設です。現在は一般財団法人休暇村協会が37施設を運営しています。
休暇村の最大の魅力は豊かな自然を思う存分満喫できること!
日常から離れて自然を満喫したい方や、お子さんに自然の大切さを学んで欲しいとお考えの方に選ばれています。
1泊2食の料金
- 大人9,000~15,000円程度
- 小学生5,300円/6,300円/7,300円
- 幼児2,800円/3,300円/3,800円
小学生以下の子ども料金はゴールデンウィークでも夏休み期間中でも同一料金!
施設によって3種類の料金が設定されています。
申し込み方法
- 6ヶ月前の午前9時から電話予約
- 6ヶ月前の翌日からインターネット予約
休暇村は無料で参加できる手軽なものから有料の本格的なものまで様々な体験プログラムが用意されています。
小さなお子さんも参加できるお散歩会、道具を持っていなくてもレンタルで楽しめる魚釣り体験、季節の工作や地元ならではのクッキングなど施設によって趣向を凝らしたプログラムがたくさんあって1日があっという間に終わってしまうほど!
自分でホテルや旅館を予約して釣り場やトレッキングコースを探すとなると手間も費用もかかってしまいますが休暇村なら一箇所で気軽にレジャーを楽しめます。
かんぽの宿は簡保保険に加入していなくても利用することができる!
かんぽの宿は、日本郵政株式会社が運営している宿泊施設です。
郵政民営化前は簡易保険加入者のみのを対象にしていましたが、民営以降は通常のホテルと同じ扱いになり、簡易保険の加入証明などがなくても誰でも利用できるようになりました。
1泊2食の料金
- 大人おおむね15,000円~
- 小人おおむね10,000円~
郵政民営化移行も宿泊料金はこれまでの簡保保険加入者と同等の水準とされていますが、会席料理や内風呂がついたプランだと30,000円を超えることも。
宿泊プランによってはかんぽの宿以外を利用した方が安く抑えられるケースもあります。
申し込み方法
- 6か月前の月の初日から希望の宿へ電話予約
- 6か月前の月の初日からインターネット予約
かんぽの宿のお風呂のほとんどが天然温泉です。
露天風呂、家族風呂、泡風呂などたくさんの種類があり天然温泉を目当てにかんぽの宿を選ぶという方もいます。
また、全ての宿でバリアフリー対応の客室が設けられています。
一部の宿では天井走行リフトを備えたお風呂もあるため、今まで旅行を諦めていたという方も安心して利用することができますね。
かんぽの宿は当ブログで紹介しているJAF優待が使えます。
JAF会員なら500円割引+ソフトドリンクまたはグラスビール1杯無料になります。
ハイツ&いこいの村はリゾートホテルも都市型ホテルも選べる!
ハイツ&いこいの村は雇用保険を財源に設置された総合福祉施設です。
全国に施設があり、テニスコート、ゴルフ場、結婚式場などが併設されているのが特徴。
個人利用はもちろん、研修や合宿の場としても選ばれています。
1泊2食の料金
- 大人10,000円前後
- 小人7,000円前後
申し込み方法
- 6ヶ月前から希望施設に電話予約可能
- 施設によってはインターネット予約可能
リゾート型と都市型の施設があるので目的によって施設を選ぶことができます。
ハイツ&いこいの村の施設のひとつホテルベルヴェデーレは、私が注目している公共ホテルのひとつです。
全室オーシャンビューでゴルフやダイビングといったアクティビティが豊富、近くにはアドベンチャーワールドや世界遺産に登録された熊野古道があるという好立地です。
ハイツ&いこいの村は当ブログで紹介しているJAF優待が使えるのも嬉しい!JAF会員なら10%OFFの料金で宿泊できますよ。
より安くより身近な公共の宿を探す!
市区町村の保養施設は格安で宿泊できることが多いんですよ。
旅行代金を安く抑えたい方は自治体のホームページや広報誌をチェックしてみてくださいね。
宿泊できるエリアは自治体が所有している施設や姉妹市と提携している施設など様々。
保養施設と聞くと立地が悪く殺風景で食事もイマイチというイメージを抱く方が多いようですが、最近は民間に委託してサービスの質を高めている施設が増えてきているんです。
数千円から宿泊できるため手っ取り早く格安旅行を計画できますよ。
東京都立川市の保養施設「八ヶ岳山荘」
立川市八ヶ岳山荘は、夏季期間・年末年始は往復はがきによる抽選、連泊は2泊3日までという条件がありますが、市内在住・在勤を問わず誰でも利用できる宿泊施設です。
- 1泊2食低学年 施設使用料500円、食事料金1,233円
- 1泊2食高学年 施設使用料500円、食事料金1,645円
- 1泊2食中学生 施設使用料500円、食事料金1,645円
- 1泊2食高校生以上・大人 施設使用料2,000円、食事料金2,572円
- 4歳未満の幼児は施設使用料無料
両親+小学生低学年1人+中学生1人の4人家族なら【施設利用料5,000円+食事料金8,022円=合計13,022円】で宿泊できてしまう計算に!
セルフサービスで配膳や寝具の後片付けをするようですがこの料金なら納得ですね。
とにかく安く家族旅行をしたいという方におすすめです。
東京都江戸川区の保養施設「穂高荘」
江戸川区立穂高荘は、料理のクオリティが高いと評判の保養施設です。
誰でも利用することができますが、江戸川区民・区内在勤者及びその同居家族は区民料金で宿泊ができてとってもお得!
- 1泊2食中学生以上 1人で利用10,000円/2人で利用9,500円/3人で利用9,000円/4人以上で利用8,500円
- 1泊2食小学生 6,900円/4人以上で利用6,700円
- 乳幼児の宿泊料は無料
江戸川区ゆかりがなくてもこの料金ですからとってもリーズナブル!
安曇野の格安旅行ならぜひ候補に入れたい公共の保養所です。
ちなみに江戸川区民・区内在勤者とその同居家族が対象の区民料金は…
- 1泊2食中学生以上 1人で利用9,000円/2人で利用8,500円/3人で利用7,900円/4人以上で利用7,400円
- 1泊2食小学生 5,900円/4人以上で利用5,600円
- 乳幼児の宿泊料は無料
江戸川区民と区内在勤の方がうらやましいですね!
公共サービスの利用で格安旅行が楽しめる!のまとめ
国民宿舎、休暇村、かんぽの宿、一部のハイツ&いこいの村施設は大手旅行会社のサイトからも予約することができるため格安旅行をお探しの方にはなじみがあるかもしれませんね。
まだ公共サービスを利用したことがないという方は、春休みやゴールデンウィークの旅行計画にぜひチェックしてみてください。
人気のホテル・旅館がある同じエリアで安く宿泊することができますよ。
とにかく旅行の費用を抑えたいなら市区町村の保養施設が狙い目!
紹介した立川市のように誰でも安く泊まれる保養施設や、江戸川区のように区民や在勤者はさらにお得に泊まれる保養施設を利用すれば手軽に格安旅行を楽しめますよ。
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